ブラサカ東日本リーグ2026 in 品川はbuen cambio yokohamaが1位!

Blind Football
1位決定戦で対峙する代表キャプテン川村怜(No,5)と代表フィクソの齊藤悠希(手前)

2026年6月7日 ブラインドサッカー東日本リーグ 2026 in 品川がしながわ中央公園 多目的広場で開催された。東京、神奈川で活動する4チームが参加してのトーナメント4試合が行われ、buen cambio yokohamaが1位、品川CC パペレシアルが2位、たまハッサーズが3位、乃木坂ナイツが4位となった。

試合後の選手、スタッフ、関係者を交えての1枚

地域リーグは、全国を北日本、東日本、中日本、西日本の4ブロックにわけ、各会場で1日トーナメントを開催し順位を決める大会だ。LIGA.iが国内トップチームによるリーグ戦であるのに対し、こちらはより多くのチームが参加するボトムアップ的な大会だ。競技デビュー戦となる選手も多く、新しい選手を発見する楽しみがある。今年の日程は以下の通り。

ブラサカ(B1)

2026年
5月24日  西日本 兵庫会場(ダイセル播磨光都サッカー場)
6月7日 東日本 品川会場(しながわ中央公園)
6月28日 中日本 石川会場(金城学園 遊学館高等学校)
8月2日 北日本 北海道会場(宮の沢屋内競技場)
12月6日 東日本 成田会場(重兵衛スポーツフィールド)
12月20日 西日本 沖縄会場(コザしんきんドーム)<初の沖縄公式戦!

2027年
3月14日 東日本 本庄(若泉運動公園)
3月28日 中日本 岐阜(岐阜県フットボールセンター)

ロービジョン(B2&3)

2026年
8月8日 東日本 東京(武蔵野総合体育館)
調整中 西日本 兵庫(調整中)

すでに5月24日に西日本リーグ in 兵庫が開催され

1位 大阪ダイバンズ
2位 ラッキーストライカーズ福岡
3位 島根オロチビート浜田

の順位となっている。

今回のトーナメントは乃木坂ナイツ対buen cambio yokohama、品川CC パペレシアル対たまハッサーズの勝者同士の対戦が決勝戦となる組み合わせで大会が進んだ。この中で品川対たま、決勝のyokohama対品川を中心にレポートする。

品川CC パペレシアル 2-0 たまハッサーズ

川村第2ピリオド残り2分から2点を決めた。これは2点目のシーン

佐々木ロベルト泉がブラジルのチームに参画して不在、キャプテンの森田翼もベンチスタートということで、布陣はGKが岩尾将大、フィクソに松下佳生、左アラに川村怜、右アラに井上流衣、ピヴォに寺西一という布陣。たまは、長年チームを支えた田中章仁が「地元でプレーしたい」(黒田智成談)という長年の希望をかなえるため静岡のFCコレチーボ静岡へ移籍するなどがあり、練習参加1回の山田海人がGK、フィクソに阿部良平、左アラに大倉元宏、右アラに元日本代表GKの佐藤大介、ピヴォに黒田智成の布陣。

品川の攻撃の軸はやはり川村(青赤5)

 

第1ピリオド通して品川が主導権を握り川村、井上、途中出場の森田が計10本(手元集計)のシュートを放つも、黒田、阿部の守備と高校選手権本戦出場経験もある山田がしっかりゴールを守り0-0で折り返す。

ゴールに迫る井上流衣(青赤2)、フィクソの阿部良平(8)

第2ピリオドも品川が主導権を握る。均衡が崩れたのは残り2分、左サイドからカットインした川村の右足シュートがDFの2人に当たってコースが変りゴールイン。品川が1-0とリードする。残り1分、たまが左コーナーキックを獲得。キッカーの黒田は「ポーン」とボールを高くあげて品川の壁を越えた地点にボールをおくり、そこへ自ら走り込んでシュートを狙うもクリーンヒットせず。そのルーズボールを川村が回収し、フリーのままセンターレーンをドリブルで上がり、ペナルティライン上でほぼノーモーションのトーキック。山田は全く反応できずゴールファーサイドに決まって2-0。「本当に怜さんの素晴らしいシュートで、自分もやっぱりあのシュートを今日受けれたのが一番の収穫で、本当にこれからもっともっと成長したいなと思えるような一発でした」と受けた山田が振り返った技アリのシュート。そのまま品川が勝利した。

自ら動いてチームを探しブラサカに飛び込んだ山田海人(グレー3)

 

もう一試合の乃木坂ナイツとbuen cambio yokohamaの試合は、第1ピリオド3分の和田一文の右足のゴールで先制すると9分、11分に齊藤悠希がゴールを重ね、12分に再び和田がシュートを決めて4-0でゲームを折り返す。第2ピリオドはお互いに登録選手を出場させる展開に。特にyokohamaは第2ピリオド開始時の選手を全員入れ替える層の厚さを見せた。得点は2分に近藤凌也がゴール前の混戦からゴールを決めた1点に終わり、合計5-0でyokohamaが勝利した。

和田一文(画面右 白)の豪快な2点目のシュート

 

buen cambio yokohama 0-0 (PK 2-1) 品川CC パペレシアル

「バチバチ」とやりある川村怜(白左)、齊藤悠希(オレンジ右)

第1位がかかった決勝戦。品川はたま戦から2名替えて、キャプテン森田を最初からピッチに送る。一方のyokohamaは、乃木坂戦と同じ布陣でゲームに入る。両チームとも早い攻守の切り替え。2分にyokohamaの齊藤が放ったシュートはファーサイドのポストを叩く。

齊藤悠希(中央)のファーストシュートはファーのポストをたたきノーゴール。これが決まっていればと本人も悔やむ。

そこからお互いに素早い攻守の切り替えからカウンターで決定機作るがゴールを割れない。試合は前後半15分のプレーイングタイムが終わって0-0。PK戦はyokohama先行ではじまり、2人目の中村駿介と、3人目の齊藤悠希が共に決めた。品川は2番手の川村のみが成功。結局2-1でyokohamaがPK戦を制した。 yokohamaの選手層の厚さが光る試合だった。

女子代表の西山乃彩(中央)もフィクソの位置から積極的に攻撃参加。

「決定機あったかなと思うんですけど、そこを決めきれなかったから、最後まで苦しい展開になった」「疲れきってもしっかり決めきるとか、コースに打ち切れるところが自分の課題」とは齊藤の試合後のコメント。彼はチームではアンカー、代表ではフィクソでゴールまで長い距離を走らないといけない。ドリブルが長くなるほどボールが前にでるため、そのずれを意識してシュートする必要があるという。守備については、川村に対して「守備のギアはちょっと代表モードぐらいまで1対1に関してはあげていた」と語り、「代表練習とは違って敵同士なのでバチバチとやりやすかった。世界の基準を体感できた」と収穫を語った。

一方の川村も、第1ピリオドの多くの決定機を決めきれなかったことが試合を難しくしたと齊藤と同じ反応。ただ、「今いるメンバーでしっかり(2試合とも)無失点で終われたことは非常にいい収穫」とポジティブに振り返った。

 

3位決定戦は乃木坂とたまの間で争われ第1ピリオド11分に抜け出した乃木坂の鈴木涼が右サイドを独走してゴールを決めて乃木坂が先制。ただ、その2分後、さらに第1ピリオド終了直前にたまの黒田智成が右足で2点を決めて逆転。そのまま逃げ切った。

先制点をあげた乃木坂の鈴木涼(21)。そのリードを守りきれなかった。

2試合フルに出場し、攻守にわたって躍動した黒田智成(5)。

次はLIGA.i 2026

品川区と日本ブラインドサッカー協会は2016年よりパートナーシップ協定を結んで様々な活動を行っている。毎年、東日本リーグが開催され、LIGA.iは開始以来必ず開催されている。ただ、今回の客席は例年よりやや役ないと感じた。試合終了後、サプライズで7月26日のLIGA.i開幕戦、品川区立総合体育館での開催のアナウンスが選手よりされた。13時から品川とyokohamaが開幕戦を戦う。昨シーズンyokohamaに敗れた品川は並々ならぬ気持ちで向かってくると思われる。ぜひ現地で観戦しようではないか。チケットはこちらから。なお、今回からfree bird mejirodai、品川CC パペレシアル、buen cambio yokohama、埼玉T.Wingsに加えてA-pfeile広島BFCが参戦する。総当たりと思われるが、従来の3節から5節の運営になる。この変化も楽しみだ。

2025シーズンの様子

次回の東日本リーグは、12月6日 千葉県成田市の重兵衛スポーツフィールド中台球技場にて。京成、JRの駅から歩けるが周りに飲食店が少ないので、駅前での昼食調達がおすすめだ。

Instagramにより多くの写真をあげています。ぜひそちらも。

 

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