IBSA(国際視覚障害者スポーツ連盟)公認、男子のIBSAブラインドサッカーエリートカップ2025と女子のIBSAブラインドサッカーワールドグランプリ2025 、あわせて「ダイセルブラサカウィークin うめきた」は5月20日。3日目の様子は写真中心でお伝えるする。
男子:アルゼンチン対日本 神山=>後藤へのホットライン再び炸裂、1-0で勝利
19時キックオフの本カード、通算日本は2勝2分7敗と大きく負け越しているが、23年以降は、2勝1敗と勝ち越している。非常に強度高くスピーディーなプレーが続く。特に第一ピリオド9分から11分あたりまで、2分間ほどプレーが全くきれず、頻繁に攻守を切り替えながら激しくぶつかり合う姿は必見だ。コロンビア戦と同じく、ゴール前に貼った後藤へのGK神山昌士の素早いゴールスローを右足でトラップして振り向きざまにゴール右上に、右足で決めた1点を守り切り日本が勝利した。

左より、神山、川村、永盛、齋藤、後藤、大室。

左より、エスティガルビオ、パディージャ、エスピニージョ、フェルナンデス、デルド、ムレック

フェルナンデスをチェイスする永盛(左、背番号3)。左アラとして躍動する。

左サイドからトライする川村怜(背番号10)。今回は中盤のつなぎに徹している印象。

アルゼンチンのGK、ムレック。第1ピリオドのみ。

初代表の7番、齊藤悠希。「最後の砦で自分が絶対に止める」という気持ちで試合に入ったと語る。危機察知能力で度々アルゼンチンのチャンスを潰す。

第2ピリオド12分、ゴールを決めて観客にアピールする後藤。

「守備を買われて代表に選ばれている」と語る後藤の守備。

試合後「もっと友達、家族を連れて観戦に来てください」と語る川村。
女子:オーストラリア対日本 若さが露呈し0-0のスコアレスドロー
2023年、女子W杯の時にチーム結成したオーストラリアが初遠征したのが日本。「いい形で入ることができたのに、流れを悪くしてしまった。自分たちのできることを自分たちでリズムを崩してしまった。焦ってしまった」(キャプテン若杉遥談)。後半は、西山乃彩が負傷でベンチに下がり、フィールドプレーヤー三人で戦わなければならないシーンもあった。20本以上シュートを放つが、自陣に3枚選手を並べ、A-League Womenのパース・グローリーに所属するGK ケイシー・デュモントが守るオーストラリアを最後まで崩せなかった。

国歌斉唱。左から藤田智陽、竹内真子、西山乃彩、島谷花菜、若杉遥、彌冨圭一郎。

昨日の疲れを見せず、竹内真子が積極的に前にでる。

昨日は抑え気味だった、西山乃彩も今日は前がかかりで積極的にシュートを放つ。

「自分の倍のサイズに気後れして、ドリブルで行けるところをパスで逃げてしまった」と反省を口にした島谷。

振り向きざまにマッケナとおでこ同士があたり、倒れる西山。

緊急事態。右に島谷、左に竹内で攻めることを確認する。

西山が復帰。ピッチに戻る。

ゲーム終了。喜ぶオーストラリアと選手とガックリ崩れる西山。

「後ろからのコーチングでなかなか流れを引き戻せなかった」と語った若杉(背番号14)
女子:アルゼンチン対イングランド アルゼンチンが順当に3-0で勝利
ソーサ・バレネチェ(背番号8)が第1ピリオド7分に先制、続いてアギラル(背番号10)が第1ピリオド18分、第2ピリオド4分に決めてアルゼンチンが危なげなく勝利を収めた。

体格差に押されるシーンもあったが、アルゼンチンを引っ張るソーサ・バレネチェ。

イングランドの9番、ゴフは攻撃でチームを引っ張るもアルゼンチの守備の前にシュートまでいけず。
三日目を終えての暫定順位は以下の通り。
男子 エリートカップ2025
1 コロンビア(勝ち点4)
1 日本(勝ち点4)
3 アルゼンチン(勝ち点3)
4 タイ(勝ち点0)
女子 ワールドグランプリ2025
1 アルゼンチン(勝ち点6)
2 オーストラリア(勝ち点2)
3 日本(勝ち点1)
4 イングランド(勝ち点1)
本日5月21日の日本代表は以下の通り。
16:00 日本vsタイ (男子)
19:00 日本vイングランド(女子)

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